着付けの基本
訪問着の着付けに必要な道具
訪問着を着付ける際には、必要な道具が複数あります。まずは着物自体、そして帯、帯締め、帯揚げ、襦袢、腰紐、伊達締め、足袋、草履などが必要となります。これらの道具はレンタルする際にフルセットで借りることができる場合が一般的なので、レンタルするお店に問い合わせておきましょう。また、訪問着の着付けをする際には、補正の用具も必要です。補正用具を使うことで、着る人の体型に合わせた美しいシルエットを作ることが可能となります。
自分でする着付け
着付けを自分で行う場合は、まずは基本の手順を覚えるところから始めましょう。最初に襦袢を着て、腰紐で固定します。その次に訪問着を着て、腰紐で固定した後に帯結びを行う順番となります。帯結びにはいくつかの方法がありますが、訪問着の場合は一般的にお太鼓結びとなります。YouTubeなどの動画を参考にすると、分かりやすく着付けることが出来るでしょう。
プロにお願いする着付け
着付けサービスの利用方法
訪問着の着付けをプロの方にお願いすることで、より美しく着こなすことが出来ます。着付けサービスを利用する際は、直前ではなく、日程が分かった段階で事前に予約をしておきましょう。実店舗があるレンタル店では、着付けのサービスがレンタル料金に含まれている場合もあるので、事前に確認することが重要です。予約の際には、具体的な日時と出掛けていく場所を伝えておくと安心です。特に、結婚式や七五三などのイベントでは、予約が取れないケースもあるので、早めに予約をしておく方が良いでしょう。
プロにお願いするメリット
プロに着付けを依頼することで、時間の節約はもちろんのこと、着崩れもしにくく、美しい着こなしが保証されます。特に結婚式や七五三などの大切なイベントでは、プロの着付けを予約しておくことで、安心して当日を迎えることができるのも良いですね。また、プロの着付け師は経験も豊富であり、さまざまな体型やシチュエーションに対応できるため、自分では気付けない細かいところまで気を配ってくれるでしょう。
着付けのトラブル対策
よくある着付けの失敗と対策
訪問着の着付けでよくある失敗として挙げられるのは、襟のずれや帯の緩みといったものです。これらを防ぐためには、しっかりと腰紐を締めて、襟元を整えておくことが重要です。特に、襟の部分は顔周りの印象を大きく左右するため、細心の注意を払いましょう。着付けが終わった後も、定期的に鏡などでチェックをして、気になる点があればその場で修正することが大切です。また、帯の結びにも注意が必要です。帯が緩んでしまうと、全体のバランスが崩れてしまうため、しっかりと結んでおくことが大切です。
着崩れしにくいコツ
長時間、着物を着ていても着崩れが起きないようにするためには、適度に体を動かしておくことや、必要に応じて細部を再調整することが効果的でしょう。また、補正用具などを使用することで、着崩れを防ぎやすくすることができます。補正用具は、腰や背中、胸の部分などに使用することで、全体のシルエットを均一に保つ役割を果たしますので、着崩れが起きにくくなります。さらに、着物を着る前にも十分な準備をしておくことも重要です。肌着や足袋、襦袢など、すべてのアイテムを不足無く揃えておくことで、スムーズな着付けが可能となります。
シーン別の着付け
結婚式や七五三での訪問着と着付け
結婚式や七五三などの大切なイベントで訪問着を着る際には、プロの着付けを利用することで、美しい着姿を保つことができるでしょう。また、それらのイベントでは写真撮影の機会も多いため、細部にまで気を配った着付けをするように心掛けましょう。特に、襟や帯の部分は写真でも目立つため、丁寧に整えておくことが重要です。
フォーマルなイベントでの着付け
パーティやフォーマルなイベントでは、訪問着に合わせて髪型やアクセサリーも工夫すると、より一層華やかさが増すでしょう。例えば、髪型には和風のアップスタイルが合いますし、アクセサリーは上質でシンプルなものを選ぶと全体のバランスが整います。さらに、イベントのテーマに合わせた小物などを取り入れることで、一格上の着こなしとなるでしょう。
着付け教室について
着付け教室やイベント情報
訪問着の着付けを自分でできるようになりたい方には、着付け教室の利用を検討してみましょう。全国各地で開催されている着付け教室では、初心者でも安心して学べるカリキュラムが用意されています。また、着物の展示会やイベントなども定期的に開催されているので、興味のある方はぜひ参加してみると良いでしょう。
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